「チラシを作りたいけど、デザインのセンスがない」
「複数のツールを行き来するのが面倒……」
通常、チラシを作るとなると、訴求内容の整理、素材集め、レイアウト調整、校正…などなど、作り慣れていない人であれば数日かかる場合もあるでしょう。
そんな時にAIを使ってパッとできないかなと検索してみても、構成案を作るAIとデザインを作るAIを掛け合わせた方法が紹介されていたりと、「思ったよりも楽じゃないな」と感じたことはありませんか?
そこで本記事では、GoogleのAIであるGemini一つで、プロ並みのチラシを数分で完成させる方法をご紹介します。
こんな方におすすめ
- ChatGPT、Canva、Adobe Expressなど、複数ではなく、一つのツールで完結させたい!
- 画質やデータ形式にはこだわらない!
- チラシなんて作ったことない!
- なによりも作成時間短縮が最優先!
作成手順
まずはチラシを作成する前にGoogleアカウントを作成してください。無料で作成できます。(Googleアカウント作成方法は本記事では省略します)
次にGeminiを開き、作成したGoogleアカウントでログインします。

ツールから「画像を作成」、モードから「思考モード」を選択してください。

あとは中央の「画像の説明を入力」とある欄に作りたいチラシの詳細(プロンプト)を入力するだけです。なんて簡単なんでしょう。
作成例
上記の方法で実際に作成した具体例をご紹介します。
作成例①
入力したプロンプト
#条件:
・アップロード画像はロゴです。サイズを調整して使用してください。
・講師とのオンライン学習を連想させるデザインにしてください。
出力された画像

生成する前にロゴの画像とレイアウト見本の画像をアップロードしてから作成しました。レイアウトはほぼ意図通りです。テキスト情報はGeminiがホームページなどを参考に生成しているため、事実と異なる箇所もありますが、たたき台としては十分です。数回の修正指示を加えれば完成しそうです。
作成例②
入力したプロンプト
#ターゲット:
・「ITは苦手だ」と仰る豊橋の企業様
#潜在的な悩み:
・あの手書きの伝票、スマホで入力できたら楽なのに
・あの集計作業、自動で終われば早く帰れるのに
・高いシステムを入れても、使いこなせる社員がいない
#強み:
・私たちが提供しているのは、システムを売ることではなく、「自社の力で業務を楽にする人を育てること」
出力された画像

素材は一切準備せず、プロンプトを詳細にして作成しました。ロゴとQRコードと連絡先の修正のみで使用できそうです。
作成例③
入力したプロンプト
出力された画像

架空のイベントを想定しているので、かなりアバウトなプロンプトですが、日時や場所を修正すれば使えそうなクオリティです。
そのまま使える!「爆速チラシ生成プロンプト」
以下のプロンプトを加筆修正し、Geminiにコピー&ペーストしてください。
あなたはプロのアートディレクター兼コピーライターです。 以下のサービス情報をもとに、顧客の視線を釘付けにするチラシを画像として生成してください。
#実行プロセス:
・ターゲットの悩みと、このチラシを見た瞬間の心理変容を深く分析してください。
・黄金比に基づいたレイアウト、キャッチコピー、ベネフィット、行動喚起(CTA)を論理的に配置します。
#サービス情報:
・サービス名: [ここにサービス名を入力(例:出張パソコン教室)]
・ターゲット: [ここにターゲットを入力(例:60代以上の初心者)]
・強み: [ここに強みを入力(例:30分でExcelが使えるようになる)]
・特典: [ここに特典を入力(例:今だけ初回無料)]
#出力ルール:
・文字は読みやすく、ビジュアルは高品質に。
・余計な説明は不要。画像として一発で完成させること。
知っておきべき5つの注意点
AIを使って一撃でチラシを作れる時代ですが、作成する前に知っておくべきリスクがあります。これらを無視すると、法的トラブルやブランド毀損に繋がりかねません。
1. 無料アカウントの利用制限
Geminiの「思考モード」や高度な画像生成は、無料プランでは1日の利用回数に制限があります。イメージ通りの成果物が出力されるかは、どうしても運要素があるため、一発で決めるためのプロンプト精度を高めることが不可欠です。
2. 利用規約の侵害
インターネット上で公開されているテンプレートを参考イメージとして利用する場合など、例え無料で公開されていたとしても、利用範囲や利用条件に制限があるケースがありますので、まずは版権元の利用規約を必ず確認しましょう。
3. 著作権の侵害
AIは過去の学習データに基づいて出力するため、意図せず既存の作品に似てしまうことがあります。プロンプトに既存の有名作品名などを入力しないようにしましょう。
4. 印刷品質の確認
Geminiの画像生成はPNG形式で出力されるため、印刷用途には不向きです。印刷品質を妥協できない場合、Geminiで作成した画像をもとに、デザインツールで新たに作成する必要があります。
5. ハルシネーションの確認
AIは「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」をつくのが得意です。存在しない電話番号、間違った日付、不自然な日本語、指の数が合わない画像などが混ざることがあるため、最後は必ず人間の目で検品するようにしましょう。
AIで時間を有効活用
かつては数日かかっていた「企画からデザイン」までのチラシ作成工程が、今やカップ麺を待つ時間で完了します。
この「爆速チラシ作成術」を使って、チラシ作成に試行錯誤する時間を、お客様へのサービス向上に充ててください!

